西鉄ホール。ハイバイ。ある女。
不倫をするつもりも
売春をするつもりもなく
でもどっちもやっていたタカコの話。
そして傷ついてばかりいるようで
実は傷つけていたタカコの話。
男性である岩井さんが
女性の振る舞いをせず演じたのは
生々しさを避けるためだったのだろうか。
しかし後半では岩井さん演じるタカコが
いわゆる職場で噂になるフェロモン系タイプの女性に見えてきた。
岩井さんの独特の表現力に感心。
自分が受ける仕打ちはクールに受け止めるのに
自分が傷つけたと知った轟さんに対して泣きじゃくるタカコ。
イタイ女というよりは
正直で、強そうで弱い女。
ずるくて、弱そうで強い女がいわゆる勝ち組にのしあがっていくのだろう。
そんな状況を実生活でも目の当たりにした。
そう思ってしまう私も、イタイ女なのだろうな。
2012年3月21日水曜日
2012年3月19日月曜日
ものすごくうるさくて ありえないほど近い
ちらっと予告と、イオンにあった垂れ幕が
なんとなく気になっていた映画。
機会があって、観てきました。
なかなかにずっしりと来る映画。
今の日本で公開するのは生々しいなと思いました。
少年の成長が主題なのですが、
震災後の日本にいる自分にとっては、ついそのこととかぶせてしまいます。
あれに近い体験をした人がどれだけいたのだろうかと思うのです。
映画の予告がそこにあまり触れていないのも、
きっと考慮してのことなのでしょう。
9.11で父親を失った少年。
その強烈なトラウマと、もともとの「少し変わった」気質。
それをのりこえるための「鍵」。
タイトルにもありますが、音の変化が印象的でした。
最初に街に飛び出した少年を襲う
ものすごくうるさい日常の「音」。
それがだんだんと変化し、
最後にはきにならにほどちいさな風景の一部になっています。
このへんは映画館でないとわかりにくいだろうなあ。
あと、少年の叫ぶような一言、「普通になるから」。
周りと適応できないこと、すこし枠からはずれたことを
個性として受け入れるのか
異質として矯正するのか
それによって人生は大きくかわってしまうのでしょうね。
9.11以前は
父親は「個性」として受け入れ、
母親は「異質」として心配していたのかな。
少年が母に心を開かなかったのは、そこにあったのかも。
予告で「リトルダンサー」って書いてあったのをなんとなく覚えていて、
少年か?と思いましたが、あれは10年ほど前の映画でした。
監督が、同じ方。スティーブン・ダルドリー。
苦悩する少年を描くのがうまいんだろうな。
というか少年、すごい演技力。
なんとなく気になっていた映画。
機会があって、観てきました。
なかなかにずっしりと来る映画。
今の日本で公開するのは生々しいなと思いました。
少年の成長が主題なのですが、
震災後の日本にいる自分にとっては、ついそのこととかぶせてしまいます。
あれに近い体験をした人がどれだけいたのだろうかと思うのです。
映画の予告がそこにあまり触れていないのも、
きっと考慮してのことなのでしょう。
9.11で父親を失った少年。
その強烈なトラウマと、もともとの「少し変わった」気質。
それをのりこえるための「鍵」。
タイトルにもありますが、音の変化が印象的でした。
最初に街に飛び出した少年を襲う
ものすごくうるさい日常の「音」。
それがだんだんと変化し、
最後にはきにならにほどちいさな風景の一部になっています。
このへんは映画館でないとわかりにくいだろうなあ。
あと、少年の叫ぶような一言、「普通になるから」。
周りと適応できないこと、すこし枠からはずれたことを
個性として受け入れるのか
異質として矯正するのか
それによって人生は大きくかわってしまうのでしょうね。
9.11以前は
父親は「個性」として受け入れ、
母親は「異質」として心配していたのかな。
少年が母に心を開かなかったのは、そこにあったのかも。
予告で「リトルダンサー」って書いてあったのをなんとなく覚えていて、
少年か?と思いましたが、あれは10年ほど前の映画でした。
監督が、同じ方。スティーブン・ダルドリー。
苦悩する少年を描くのがうまいんだろうな。
というか少年、すごい演技力。
2012年3月1日木曜日
Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち
初めて行ったTジョイ博多。
きれいでした。
映画、美しかった。
苦手な3D。やっぱり途中で疲れましたが、
それでもいままで見た3Dの中ではとびきりの美しさ。
ヴェンダースの静かな美しい映像が浮き上がって見えます。
CGとかいらない。
ダンサーのポートレートのようなところのすいこまれるような奥行き。
工場、交差点、荒涼とした大地、緑の森の光の中で舞う身体。
ほんのすこしの陰影がふわっと浮き立つ美しさ。
ストーリーがないので、正直2時間、ちょっと集中力がかけるところもあります。
しかし映像美として、ほんとに美しい。
ピナが作り出した肉体の動きを、舞台の外の世界に取り出し、
生の舞台では不可能な演出を加え、新たに作り上げた幻想的な映像作品。
ほんとうに、夢をみているかのような、非現実的な世界をリアルに撮りあげています。
一番、観たかったのも、ヴェンダースが観せたかったのも
ピナバウシュ本人なのではないでしょうか。
そう思うと、じわりと涙すら浮かびます。
劇場で、すばらしい音響の中、ふわりと浮き上がる映像を楽しむ。
あらたな映画館の可能性。
観にいってよかったと思える映画でした。
きれいでした。
映画、美しかった。
苦手な3D。やっぱり途中で疲れましたが、
それでもいままで見た3Dの中ではとびきりの美しさ。
ヴェンダースの静かな美しい映像が浮き上がって見えます。
CGとかいらない。
ダンサーのポートレートのようなところのすいこまれるような奥行き。
工場、交差点、荒涼とした大地、緑の森の光の中で舞う身体。
ほんのすこしの陰影がふわっと浮き立つ美しさ。
ストーリーがないので、正直2時間、ちょっと集中力がかけるところもあります。
しかし映像美として、ほんとに美しい。
ピナが作り出した肉体の動きを、舞台の外の世界に取り出し、
生の舞台では不可能な演出を加え、新たに作り上げた幻想的な映像作品。
ほんとうに、夢をみているかのような、非現実的な世界をリアルに撮りあげています。
一番、観たかったのも、ヴェンダースが観せたかったのも
ピナバウシュ本人なのではないでしょうか。
そう思うと、じわりと涙すら浮かびます。
劇場で、すばらしい音響の中、ふわりと浮き上がる映像を楽しむ。
あらたな映画館の可能性。
観にいってよかったと思える映画でした。
2012年2月15日水曜日
天竺徳兵衛新噺 鶴屋南北のおもしろさ
歌舞伎の話の続きです
今回の「天竺徳兵衛新噺 」、とにかく魅力的な話。
4代目鶴屋南北のあたり芝居らしいです。1804年の作品。
当時流行のいろんなお芝居のいいとこどりをしているのだと思います。
ヒーローもの、ラブストーリー、サスペンス、ホラー、トリック、コメディ
すべての要素が含まれています。(やりすぎな感もある)
この手の話の歌舞伎って、ルパン3世を思いおこします。
あと、現代のいのうえ歌舞伎。劇団新感線。
ほんと痛快。
で、
特に今回のお話は、当時の最先端の異国モノの表現がおもしろかったのです。
最初の船上での異国話はもちろんですが、(ここは現代風にアレンジしてありました)
妖術の呪文
「南無さったるまグンダリギャ、守護聖天、はらいそはらいそ」(はらいそはパラダイスの意味)とか。
あと木琴をつかったところとか。
木琴はこれをきっかけに木琴ブームも起きてる様子。
『天竺徳兵衛韓噺』における趣向の考察 -木琴を打つ座頭をめぐって-
フルテキストのところで論文読めます。
いろいろ見てたら、観劇中にはわからなかった、
謎解きもわかってよけいすっきりしました。
巳年の彼女に手を出したから、妖術とけちゃったのですね。
歌舞伎をきっかけに、いろんなところへ意識が広がる。
そして新たに日本のおもしろさに気付くのです。
今回の「天竺徳兵衛新噺 」、とにかく魅力的な話。
4代目鶴屋南北のあたり芝居らしいです。1804年の作品。
当時流行のいろんなお芝居のいいとこどりをしているのだと思います。
ヒーローもの、ラブストーリー、サスペンス、ホラー、トリック、コメディ
すべての要素が含まれています。(やりすぎな感もある)
この手の話の歌舞伎って、ルパン3世を思いおこします。
あと、現代のいのうえ歌舞伎。劇団新感線。
ほんと痛快。
で、
特に今回のお話は、当時の最先端の異国モノの表現がおもしろかったのです。
最初の船上での異国話はもちろんですが、(ここは現代風にアレンジしてありました)
妖術の呪文
「南無さったるまグンダリギャ、守護聖天、はらいそはらいそ」(はらいそはパラダイスの意味)とか。
あと木琴をつかったところとか。
木琴はこれをきっかけに木琴ブームも起きてる様子。
『天竺徳兵衛韓噺』における趣向の考察 -木琴を打つ座頭をめぐって-
フルテキストのところで論文読めます。
いろいろ見てたら、観劇中にはわからなかった、
謎解きもわかってよけいすっきりしました。
巳年の彼女に手を出したから、妖術とけちゃったのですね。
歌舞伎をきっかけに、いろんなところへ意識が広がる。
そして新たに日本のおもしろさに気付くのです。
2012年2月12日日曜日
天竺徳兵衛新噺
博多座へ歌舞伎を観にいってきました。
めちゃくちゃ面白かった。半端ないです。
巨大な蛙はガメラか!とつっこみたくなりました。
幽霊は、足(ないけど)長っ!とつっこみたくなりました。
早替わりの演出はにんまりするしかけも面白く、
なにより亀治郎様のすばらしいサービス満点の演技。
面白くないわけがない。
衣装もすてきでした。さりげなく、極悪おとわの上着が蝙蝠柄なのがかっこよかった。
あと、三味線の独奏が素敵でした。
観た人はわかると思いますが、あれに足のせるんだっ。って思いました。
「歌舞伎に行く」というと、「解るの?」とか、「難しくない?」とか言われますが、
私は舞台芸術の中で歌舞伎はもっともエンターテイメント性の高いものだと思っています。
生演奏の歌と音楽、衣装、美術、アクション、とにかく客を楽しませる舞台演出、
時事ネタや役者のアドリブに至るまで
すべて入ってる。
シルクドソレイユの何百年も前から、こんな完成されたエンターテイメントがあるのです。
日本ってすごい!と思うのです。
そして
江戸時代って、快楽主義な時代だったのだろうなと。暇だったのかもね。
めちゃくちゃ面白かった。半端ないです。
巨大な蛙はガメラか!とつっこみたくなりました。
幽霊は、足(ないけど)長っ!とつっこみたくなりました。
早替わりの演出はにんまりするしかけも面白く、
なにより亀治郎様のすばらしいサービス満点の演技。
面白くないわけがない。
衣装もすてきでした。さりげなく、極悪おとわの上着が蝙蝠柄なのがかっこよかった。
あと、三味線の独奏が素敵でした。
観た人はわかると思いますが、あれに足のせるんだっ。って思いました。
「歌舞伎に行く」というと、「解るの?」とか、「難しくない?」とか言われますが、
私は舞台芸術の中で歌舞伎はもっともエンターテイメント性の高いものだと思っています。
生演奏の歌と音楽、衣装、美術、アクション、とにかく客を楽しませる舞台演出、
時事ネタや役者のアドリブに至るまで
すべて入ってる。
シルクドソレイユの何百年も前から、こんな完成されたエンターテイメントがあるのです。
日本ってすごい!と思うのです。
そして
江戸時代って、快楽主義な時代だったのだろうなと。暇だったのかもね。
2012年1月31日火曜日
庭みたいなもの
庭みたいなもの @YCAM
見てきました。
うーーーん
今回は受け取れるものがなく。
だいたい1日くらいおいて考えると、
あれはこうだったのかな とか
いろんなシナプスが働くのですが、
今回、パフォーマーの台詞も動きも思い出せない。
客席へ行くまでの道のりと
舞台が崩れ、変化していく過程はおもしろかった。
カミイケタクヤさんの作品はほかにもいろいろ見てみたい。
うーん
素材(モノ)があって、
それをコトバと動きで表現するために
いろいろ考えて、味を加えすぎて、
素材そのものの味を失ったような
そんな印象を受けたのでした
わたくし的には
インスタレーションの中でのパフォーマンスとして、
その場でモノを選んでの即興とかで見たい気がしました。
山下さんの作品は初めて見ましたが、
今まではモノをほとんど使わず、少しの言葉と動きで表現してきたのだそう。
今回は新しい境地だったのでしょうか。
今までの作品を見てみたい気がしました。
見てきました。
うーーーん
今回は受け取れるものがなく。
だいたい1日くらいおいて考えると、
あれはこうだったのかな とか
いろんなシナプスが働くのですが、
今回、パフォーマーの台詞も動きも思い出せない。
客席へ行くまでの道のりと
舞台が崩れ、変化していく過程はおもしろかった。
カミイケタクヤさんの作品はほかにもいろいろ見てみたい。
うーん
素材(モノ)があって、
それをコトバと動きで表現するために
いろいろ考えて、味を加えすぎて、
素材そのものの味を失ったような
そんな印象を受けたのでした
わたくし的には
インスタレーションの中でのパフォーマンスとして、
その場でモノを選んでの即興とかで見たい気がしました。
山下さんの作品は初めて見ましたが、
今まではモノをほとんど使わず、少しの言葉と動きで表現してきたのだそう。
今回は新しい境地だったのでしょうか。
今までの作品を見てみたい気がしました。
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