2012年7月11日水曜日

タタタタタタタ

正式には
タタタ
タタタ
タ☆

康本雅子さんとテニスコーツ。
おそらくほとんど即興のダンスとライブ。

なぜここで。。。というように遠かった
門司の甲宗八幡神社。


行ってよかった。
この一言に尽きます。

本殿の中の神楽の舞台で
3人が歌うし奏でるし踊る。
めずらしく晴れた7月7日。
夕日から宵にかわる時間の流れを光で感じ、
こどもたちもやさしく参加し。
神社というのはこんなにも
踊りと音楽が似合う場所なのかと感動する。
即興ながら、神々しさも感じられ。

さいごはハメルーンの笛吹きのように
みんなを外に連れ出して。

外は心地よいたそがれどき。能舞台をかこんで
盆踊りさながらみんなでダンス!

音にあわせて体を動かすのって楽しい。
小さい子供が音にあわせてふんふん体を揺らすような
無邪気な気持ちになれたのは
康本雅子さんとテニスコーツの人柄あふれるステージと
品格ありつつ心地よいあの場所があってからこそかと。

あの空間でしかありえなかった
すばらしい1時間でした。

ほんとうによい七夕だった。
帰り道には星空。
願いも叶う気がしました。


ほんとは遊びに行く余裕なんてないんだけど、
今回あえて我慢しないようにしています。

あそびをせんとやうまれけむ。

言い訳ではない。


タタタタタタタ。 タが七つ、、、、

七夕やん。 意外とベタ。




2012年6月11日月曜日

ファミリー・ツリー

立て続けに映画を見ました。
ミッドナイトインパリでなんとも不思議な時間をすごし、
その余韻も覚めやらぬまま見た映画、

ファミリーツリー。

なんとも
なんとも
なんとも切ない。


人生もこのへんまで生きてくると、
いろんな別れに直面したり
知りたくもない真実を知ったり
誰かの真実を隠したり
つきたくもない嘘をついたり
裏切られたり
裏切ったり
傷つけられたり
傷つけたり
ほんとうはいいたくもない暴言を吐いたり
大切なことが伝えられなかったり


許せない!と思っていた出来事を
許せるようになったとき。
それまでにぎりしめていた怒りのようなものを
するりと手放し
なにかを失うような喪失感とともに
別のなにか大きなあたたたいものを得るのかもしれない。

決して楽しい話ではなく
ヒーローもいない。
どんでんがえしも
奇跡もない

それでも観てよかったと思える。

許しの結果うまれる
なにかおおきなあたたかいものが
あのアイスクリームの中に詰まっているような気がするのです。


2012年6月7日木曜日

百年の秘密

@北九州藝術劇場

半年前のノーアートノーライフとは真逆の、オンナの感じ満載のお話。

少女から女性へとうつりかわる、ティルダとコナのふたりと
それにまつわる人たちの話。

誰にも言えない、誰も知らない秘密の話。
庭の楡の木だけがすべてを知ってる。


こどもの残酷さと無邪気さが生み出す運命。
ちょっとしたきっかけで歪んでいく関係性。
離れて、繋がって、また離れて、また繋がる人と人。



未来を知った後に見る
過去のはちきれんばかりの夢と希望にあふれた時間が
たまらなくせつなく見えた。



物語の中には語られていない時間の中にも
さまざまな喜びや悲しみや裏切りや怒りや驚きがあるのがみえて。
愛されたい人に愛されなかったり
夢は叶わなかったり
つかのまの幸せがあったり。

それらすべてを経験して

彼女と彼女は見つめ合って笑いあう。

「あなたが笑うから、私も笑う」

ティルダとコナの間には
女と女の間にのみ可能な深い愛があるように思えた。


いいお話だったなあ。
毎度のことながら映像も効果的で美しい。

ケラさんのつぶやきを見ている限り、ぎりっぎりにしか完成しない話で、
あれだけのものが作り出せるのは毎回感動するのですが、

今回戯曲を購入して読んでみて、ちょっとわかった気がします。
とても緻密な文章で書き上げられている戯曲でした。

また次が、楽しみでしかたないナイロン100℃。









2012年5月10日木曜日

シレンとラギ

@梅田芸術劇場

2列目真ん中。

と思ってたら、1列目がない。

ということで
はじめての新感線が最前列ど真ん中。

はるばる来た甲斐があったというものです。
さすがのプロのエンターテイメント。ほんとに娯楽です。

藤原竜也、永作博美、劇団新感線、一度は生で観たいと思っていた方々。

みなさま期待以上のすばらしさ。目線、指先まで堪能できました。

観ると納得の配役。
というか、ここまで配役のイメージがあると、
まったく別の配役でこのお話を作るとどうなるのかなと思ったりします。
そう思うほど、それぞれの客演の方の過去の作品と重なる感じでした。
三宅さんの「虫」もノーアートノーライフと重なる。
そのへんはファンサービスでもあるのかしら??

しかしさすがの新感線。
お話自体は暗め。最後は少し今の日本を思わせる。
でも笑えるように作ってある。特に古田さんと橋本さんのからみ。
殺陣もすごい。

三宅さんの身体能力特にすごい。

そして高橋克実さんすごい。悪人役があんなにうまい方とは思いませんでした。
最前列で下からライト照らされると怖かった。。。

ほんとの意味での現代の歌舞伎だと思います。
作る側も、観る側も真剣に楽しめる娯楽。

一度鶴屋南北の戯曲を脚色しなおして、現代版にした
歌舞伎の新感線を観て見たいなあと思うのです。

あれ?実はもうあるのかな?よくわかんないけど。

きっと4代鶴屋南北も化けてステージに出てくるくらい
喜ぶんじゃないかなと思うのです。

ていうかすでに毎回観に来てるかも。
見えない1列目のど真ん中で。






2012年4月20日金曜日

ままごと あゆみ

イムズホール。なにもない舞台。

席に着き、開演数分前、ふと顔をあげると
リネンのワンピースと赤い靴の女子たち8人。
彼女たちがひとりのあゆみとあゆみのまわりのひとを演じる。

16本の足のはじめのいっぽからさいごのいっぽまで。
台詞は言葉になり音になりリズムになっていく。

なんでもない、ふつうの、女の子の一生。
だからそこには飛びぬけたエピソードもドラマもない。
だけどそこには自分も感じた記憶のある喜びやどきどきや悲しみがあふれてる。

いつのまにか泣いてました。
あまりにもせつなくて愛おしくて。


女の子はやがておばあちゃんになり、
(たぶん)彼女の中でやりなおしたかったふたつの記憶をやりなおす。
どちらも、伝えられなくて後悔していた、伝えたかった言葉を伝える。

伝えるけど、あゆみのあゆみは変わらない。
来た道も、行く道も変わらない。
変わったのは伝えたというきもち。

そしてさいごのいっぽを迎える。


ままごとは去年の「わが星」でも泣いた。
ここちよいリズムに包まれた
日常のことばに潜む愛おしさと切なさ。


いま一番すきな劇団かもしれない。






2012年4月17日火曜日

サンプル 自慢の息子

北九州芸術劇場。


先日の映画、ものすごくうるさくて・・・でも感じたこと。
どこまでが異常でどこまでが正常なのか。

登場人物はすべて異常に見える。
でも見方を変えれば純粋そのもの。
舞台の中に境界線がないように、
正常と異常の境界線も曖昧。
それぞれに純粋な愛情だけど、
社会や人との関係性の中で
愛情は異常になっていく。

ただ彼らの愛情は
すべてあまりにも一方的。
キャッチボールではなく
感情を投げつけあっているように見えた。

それだといつか相手を傷つけるし
跳ね返って自分も傷つくのかな。

こわくてボールを投げられないよりましなのかな。
どちらかというと自分は怖くて投げられないタイプ。

思い切っていろいろ投げてみたほうが楽なのかもな。
たとえ傷ついたとしても。

そんなことまで考えてみたり。

布を使った演出はおもしろかった。
ひっかかったり、もそもそなったりしてるとこもあって。
役者さん大変だわね。

しかしこの戯曲はどう書いてあるのか気になる。
あのシーンやあのシーンをどう文章で現しているのかなと。
読んでみたいが戯曲って高い。
機会があったら読もう。


2012年3月26日月曜日

ハイバイ ある女

西鉄ホール。ハイバイ。ある女。

不倫をするつもりも
売春をするつもりもなく

でもどっちもやっていたタカコの話。

そして傷ついてばかりいるようで
実は傷つけていたタカコの話。

男性である岩井さんが
女性の振る舞いをせず演じたのは
生々しさを避けるためだったのだろうか。
しかし後半では岩井さん演じるタカコが
いわゆる職場で噂になるフェロモン系タイプの女性に見えてきた。
岩井さんの独特の表現力に感心。


自分が受ける仕打ちはクールに受け止めるのに
自分が傷つけたと知った轟さんに対して泣きじゃくるタカコ。

イタイ女というよりは
正直で、強そうで弱い女。

ずるくて、弱そうで強い女がいわゆる勝ち組にのしあがっていくのだろう。
そんな状況を実生活でも目の当たりにした。




そう思ってしまう私も、イタイ女なのだろうな。