2011年8月12日金曜日

荒野に立つ 

@イムズホール
阿佐ヶ谷スパイダース

みなさんの声がよくて聞きほれる。
冒頭、椅子にすわるシーンが一枚の絵のように美しかった。


見終わった直後はわからなかった世界。
徐々に糸が解けるように解釈していくのは
前回の作品と同じで。

なんとなく、自分なりに、みえてきた気がする。

いつのまにかすりかわっていく「探し物」と「人物」
目的をしっかり持つことが重要。
不可解なものには関わらないように。
でもあまりそれを意識しすぎても、
目の前に現れた大切なものをつかみ損ねる。

人にはそれぞれある闇や虚無。
追いかけたい衝動と、逃げ出したい衝動。
自分の軸がぶれることもある。
迷ったときは立ち止まり、周囲を見渡し、
いま、この場所を意識する。
そうすると、目的がむこうから見えてくることもある。

そんな感じだろうか。

彼女の目玉は、希望の光か。