2012年6月11日月曜日

ファミリー・ツリー

立て続けに映画を見ました。
ミッドナイトインパリでなんとも不思議な時間をすごし、
その余韻も覚めやらぬまま見た映画、

ファミリーツリー。

なんとも
なんとも
なんとも切ない。


人生もこのへんまで生きてくると、
いろんな別れに直面したり
知りたくもない真実を知ったり
誰かの真実を隠したり
つきたくもない嘘をついたり
裏切られたり
裏切ったり
傷つけられたり
傷つけたり
ほんとうはいいたくもない暴言を吐いたり
大切なことが伝えられなかったり


許せない!と思っていた出来事を
許せるようになったとき。
それまでにぎりしめていた怒りのようなものを
するりと手放し
なにかを失うような喪失感とともに
別のなにか大きなあたたたいものを得るのかもしれない。

決して楽しい話ではなく
ヒーローもいない。
どんでんがえしも
奇跡もない

それでも観てよかったと思える。

許しの結果うまれる
なにかおおきなあたたかいものが
あのアイスクリームの中に詰まっているような気がするのです。


2012年6月7日木曜日

百年の秘密

@北九州藝術劇場

半年前のノーアートノーライフとは真逆の、オンナの感じ満載のお話。

少女から女性へとうつりかわる、ティルダとコナのふたりと
それにまつわる人たちの話。

誰にも言えない、誰も知らない秘密の話。
庭の楡の木だけがすべてを知ってる。


こどもの残酷さと無邪気さが生み出す運命。
ちょっとしたきっかけで歪んでいく関係性。
離れて、繋がって、また離れて、また繋がる人と人。



未来を知った後に見る
過去のはちきれんばかりの夢と希望にあふれた時間が
たまらなくせつなく見えた。



物語の中には語られていない時間の中にも
さまざまな喜びや悲しみや裏切りや怒りや驚きがあるのがみえて。
愛されたい人に愛されなかったり
夢は叶わなかったり
つかのまの幸せがあったり。

それらすべてを経験して

彼女と彼女は見つめ合って笑いあう。

「あなたが笑うから、私も笑う」

ティルダとコナの間には
女と女の間にのみ可能な深い愛があるように思えた。


いいお話だったなあ。
毎度のことながら映像も効果的で美しい。

ケラさんのつぶやきを見ている限り、ぎりっぎりにしか完成しない話で、
あれだけのものが作り出せるのは毎回感動するのですが、

今回戯曲を購入して読んでみて、ちょっとわかった気がします。
とても緻密な文章で書き上げられている戯曲でした。

また次が、楽しみでしかたないナイロン100℃。