2011年7月26日火曜日

Bye bye broadcasting

2011年7月24日正午。@渋谷www。
Braun tube jazz band
ブラウン管テレビを楽器にして演奏するのです。
一度生で見てみたかったのです。
見れた。まさかのタイミング。
(実は国内初のソロパフォーマンスだったらしい)

アナログ放送はドーモ君のバイバイであっさり終了。
それから始まったパフォーマンスは見ごたえのあるものでした。
意外と静かな感じの音も良く。ベースをあわせたアンサンブルも好きでした。

相当体に悪影響な状況での演奏だろうし、
ステージ上でのトラブルも満載だったみたい。

みんなが大好きだった魔法の箱は、
あっというまに邪魔者扱い。
機材を揃える過程でも、そんな複雑な思いをしたご様子。

それでも演奏している和田栄氏の表情が楽しそうで。
最後の黙祷もなんともいえず愛おしく。
音だけでなくビジュアルや演出も楽しめた。
なによりこれを思いつき、カタチにしたことが本当にすごいと思う。
そしてこのタイミング。

ただなにげなくこの日本で生活していると、
ブラウン管とアナログ電波はもう過去のものに思えてしまうけど
それってどこかの大人の都合なだけで、
ほんとうは今でも生きてる偉大な発明のひとつであるということ

考えさせられました。

行ってよかった。

福岡・キャナルのナムジュンパイクの作品の下で
このパフォーマンスを見てみたい。
パイク作品さえも時代の流れに負けて消えてしまう前に。

しかし本当に体に悪そうなパフォーマンス。
体調くれぐれも気をつけていただきたいものです。
また見たいけど。