2012年2月12日日曜日

天竺徳兵衛新噺

博多座へ歌舞伎を観にいってきました。

めちゃくちゃ面白かった。半端ないです。

巨大な蛙はガメラか!とつっこみたくなりました。
幽霊は、足(ないけど)長っ!とつっこみたくなりました。
早替わりの演出はにんまりするしかけも面白く、
なにより亀治郎様のすばらしいサービス満点の演技。


面白くないわけがない。

衣装もすてきでした。さりげなく、極悪おとわの上着が蝙蝠柄なのがかっこよかった。


あと、三味線の独奏が素敵でした。
観た人はわかると思いますが、あれに足のせるんだっ。って思いました。





「歌舞伎に行く」というと、「解るの?」とか、「難しくない?」とか言われますが、
私は舞台芸術の中で歌舞伎はもっともエンターテイメント性の高いものだと思っています。

生演奏の歌と音楽、衣装、美術、アクション、とにかく客を楽しませる舞台演出、
時事ネタや役者のアドリブに至るまで
すべて入ってる。

シルクドソレイユの何百年も前から、こんな完成されたエンターテイメントがあるのです。


日本ってすごい!と思うのです。

そして

江戸時代って、快楽主義な時代だったのだろうなと。暇だったのかもね。