2012年6月11日月曜日

ファミリー・ツリー

立て続けに映画を見ました。
ミッドナイトインパリでなんとも不思議な時間をすごし、
その余韻も覚めやらぬまま見た映画、

ファミリーツリー。

なんとも
なんとも
なんとも切ない。


人生もこのへんまで生きてくると、
いろんな別れに直面したり
知りたくもない真実を知ったり
誰かの真実を隠したり
つきたくもない嘘をついたり
裏切られたり
裏切ったり
傷つけられたり
傷つけたり
ほんとうはいいたくもない暴言を吐いたり
大切なことが伝えられなかったり


許せない!と思っていた出来事を
許せるようになったとき。
それまでにぎりしめていた怒りのようなものを
するりと手放し
なにかを失うような喪失感とともに
別のなにか大きなあたたたいものを得るのかもしれない。

決して楽しい話ではなく
ヒーローもいない。
どんでんがえしも
奇跡もない

それでも観てよかったと思える。

許しの結果うまれる
なにかおおきなあたたかいものが
あのアイスクリームの中に詰まっているような気がするのです。