西鉄ホール。ハイバイ。ある女。
不倫をするつもりも
売春をするつもりもなく
でもどっちもやっていたタカコの話。
そして傷ついてばかりいるようで
実は傷つけていたタカコの話。
男性である岩井さんが
女性の振る舞いをせず演じたのは
生々しさを避けるためだったのだろうか。
しかし後半では岩井さん演じるタカコが
いわゆる職場で噂になるフェロモン系タイプの女性に見えてきた。
岩井さんの独特の表現力に感心。
自分が受ける仕打ちはクールに受け止めるのに
自分が傷つけたと知った轟さんに対して泣きじゃくるタカコ。
イタイ女というよりは
正直で、強そうで弱い女。
ずるくて、弱そうで強い女がいわゆる勝ち組にのしあがっていくのだろう。
そんな状況を実生活でも目の当たりにした。
そう思ってしまう私も、イタイ女なのだろうな。